『南スーダンで生きる ~ある家族の物語~』

2023年度 明星大学 特別上映会/難民映画祭パートナーズ 特設サイト

英雄となった父からつなぐバトン。
家族が紡ぐ〈願い〉とは

特別上映会について

上映作品

『南スーダンで生きる ~ある家族の物語~』

開催日時

2023年12月2日(土)

上映時間

13時~15時30分(予定)

会場

明星大学 日野キャンパス(東京都日野市)

参加料

無料(定員あり・要事前申し込み)

ゲスト

橋本 栄莉氏(立教大学文学部准教授)

プログラム予定

1. 履修生発表
2. 映画上映
3. ゲストトーク

主催

明星大学 人文学部 国際コミュニケーション学科「映像翻訳」

後援

国連UNHCR協会

参加申し込み方法

https://forms.office.com/r/zfxcCGiC4x

申し込み締め切りは12月1日(金)23時59分。申し込み者多数の場合には期限前に申し込みを締め切る場合があります。予めご了承ください。

※日本国内在住者のみお申し込み・ご参加いただけます。
※教育関係者・教育行政関係者の方は問い合わせ先まで直接お問い合わせください。

ゲストプロフィール

橋本 栄莉氏(立教大学文学部准教授)
2009年より南スーダンのヌエル(Nuer)社会やウガンダの南スーダン難民のコミュニティで宗教や人々の紛争経験に関するフィールドワークを行っている。専門は文化人類学、東アフリカ民族誌学。博士(社会学)。主著に『エ・クウォス:南スーダンにおける予言と受難の民族誌』(2018年、九州大学出版会)。

作品について

『南スーダンで生きる ~ある家族の物語~』

長期に渡る内戦を経て遂に2011年に独立をした世界で一番新しい国、南スーダン共和国。レベッカ・ニャンデン・デ・マビオルは国の副大統領の一人として政治的責任を引き受け、「南スーダンの母」として知られている。実はレベッカの夫のジョン・ガラン・デ・マビオルは、スーダンの副大統領就任直後ヘリコプー事故で亡くなった。彼は20年以上にわたりスーダン民族解放運動を指揮した人物であり、現在では「南スーダンの建国の父」として崇拝される存在だ。レベッカは亡き夫の意志を引き継ぎ、今も国のため、家族のために戦い続けている。一家が亡命していた先で生まれ育ったアクオル・デ・マビオルは、先に南スーダンに戻った母親と妹のニャンクイル・デ・マビオルに導かれるように国に、に戻った。妹は洪水被害者に援助を提供するなど、その国で自分の役割を見つけていた。一方、アクオルは、内戦で破壊され、不安定な状況のこの国がどのようにして彼女の故郷になっていくのか、カメラを回して答えを探し始める。


2023年11月6日~11月30日 「第18回難民映画祭」にて公開

作品情報

2022年/ケニア、南アフリカ/英語、アラビア語、ディンカ語/83分

監督

アクオル・デ・マビオル

登場人物

アクオル・デ・マビオル(監督)
ジョン・ガラン・デ・マビオルとレベッカの娘。1989年一家が避難していたキューバで生まれ、ケニアで育つ。現在はケニアのナイロビを拠点に活動する映画作家。

彼女の4本の短編映画はすべて国際映画祭で上映され、南アフリカのダーバン国際映画祭やケープタウンのツァイツ現代美術館アフリカ、アメリカのロサンゼルスで開催されたパン・アフリカ映画祭などの美術館でも上映された。No Simple Way Home』は初の長編ドキュメンタリーである。

引用元 https://www.berlinale.de/en/2022/programme/202204998.html


レベッカ・ニャンデン・デ・マビオル  (アクオルの母・現南スーダン副大統領)
夫ジョン・ガラン・デ・マビオルの死後、夫の遺志を継ぎ南スーダン共和国の副大統領に就任し「国の母」と呼ばれるほど国民に支持されているが、亡き夫や国民に対する重い責任を抱えている。


ジョン・ガラン・デ・マビオル(アクオルの父)
2005年、スーダン人民解放運動(SPLM)とスーダン政府が歴史的な平和協定に署名。このSPLMを率いていた人物である彼は、南スーダン共和国第一副大統領に就任する。しかし、就任から21日後、ヘリコプター事故により亡くなる。


ニャンクイル・デ・マビオル(アクオルの妹)
家族から頼られる存在。政界進出も期待されている。

[文責:3年 川瀬・遠山]

南スーダンについて

民族の多様性により内戦が続く南スーダン共和国は、東アフリカに位置する内陸国。2011年にスーダン共和国から独立してできた「世界で一番新しい国」である。独立後も長い紛争が残した爪痕は深く、両国間には石油資源の偏在といった問題が残っている。水、食糧、薬、トイレ、安全に寝られる場所の不足、インフラが整備されていない、国の発展に貢献する人材が少ない、人々の生活を支えるための教育・保健などの公共サービスが整っていない、産業が発展していないなど… 課題は山積み。その後、2023年にも武力衝突が起き、再び紛争は激化している。

[文責:3年 川瀬・遠山]




「映像翻訳」履修生の声

翻訳するうえで苦労したこと

・一つの英文に対して様々な表現があるため、その中から適切な表現を見つけること。少しの言葉の変化で伝わり方が変わってしまう。(3年 川瀬さん)
・わからないことわざがあった。複数の班に分かれて翻訳をしたので、前後や全体の繋がりを合わせることが大変だった。 (3年 遠山さん)
・そもそも英語の意味が難解な上、文字数などの翻訳でのルールの縛りがある中で、日本語に訳すのが難しかった。(3年 望月さん)
・国や出演者の文化背景や知識が必要だったこと。 (3年 中田さん)
・映画とマッチした訳を考えること。直訳すると違和感のある文になり、また文字数の制限もあるため、良い訳を見つけても考え直しが必要な事が多く大変だった。 (4年 末吉さん)
・文字数制限や適切な言葉遣いを注意するのが大変だった。(3年 高木さん)


班でどのように協力したか

・班の誰かが訳に悩んで困っていた時に班のみんなで一緒に考えた。 (3年 川瀬さん・遠山さん)
・前後の字幕の繋がりが必要な箇所や、自分で作った字幕に対して他のメンバーからの視点が欲しい時に協力し合った。(3年 望月さん)
・適切な言葉の言い換えをメンバー同士で探した。 (3年 中田さん)
・一旦それぞれ訳を調べたり考えたりして、思いついた人から発言し、その文に合う訳があったらそれにするという感じで、みんなで話し合って決めていました。 (4年/SA 末吉さん)
・とにかく意見を出し合って訳語を選んでいきました。(3年 高木さん)


コンタクト

参加お申し込み

以下URLの申込フォームよりお申込みください。

https://forms.office.com/r/zfxcCGiC4x


締め切りは12月1日(金)23時59分。申し込み者多数の場合は期限前に申し込みを締め切る場合があります。

※日本国内在住者のみお申し込み・ご参加いただけます。



お問い合わせ

明星大学国際コミュニケーション学科「映像翻訳」講師/ 日本映像翻訳アカデミー 学校教育部門
桜井徹二(さくらい てつじ)
tetsuji.sakuraih.meisei-u.ac.jp

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